1枚の壁を挿入することで、
大通りから視認可能なファサードをつくる

CHIKA CHI CAFE

チカチカフェ

船橋市の住宅地にある戸建住宅の1階部分をカフェに改修するプロジェクトの設計。
元々、倉庫と駐車場として使われていた空間をカフェに改修するにあたり、
倉庫箇所をそのままカフェに置き換えるような計画ではなく、
カフェを作る行為それ自体が、
新たなお店の顔(ファサード)として機能する計画を考えた。

敷地は木下街道から一本入った住宅地のため、
街道側から目を引くサインとなるように、斜めに角度を振った壁を大胆に挿入し、
お客様を導くエントランス兼アイキャッチとなるように設計を行った。
1枚の壁を挿入するという最小限の操作が、
カフェの内部空間を形作ると共に、駐車スペースを機能させ、
最大限の価値を生み出す設計としている。
また、斜め壁の先端に設けた内照式の店舗サインは、
エントランスを優しく照らし、店内へとお客様を誘う。

©︎2025 小林広樹建築設計